ホーム / ZEBオフィスの取組み

  • ZEBオフィスの取組み

    ホーコス株式会社 本社ビル

  • ZEB(Net Zero Energy Building)とは

     政府は、2050年カーボンニュートラルの実現、また、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減することを目指しています。その重点対策として、公共施設など業務ビル等における徹底した省エネと再エネ電気調達と更新や改修時の ZEB 化が促進されています。特に、2030 年までに新築建築物の平均で ZEB が実現していることを目標にしています。
     ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)とは、快適な室内環境を実現しながら、建物の運用段階でのエネルギー消費量を、省エネや再生可能エネルギーの利用(創エネ)を通して削減し、限りなくゼロにすることを目指した建物のことです。

  • 自然エネルギーを最大限に利用した
    次世代のZEB オフィス

  • ZEBオフィスにおける具体的取組(抜粋)

    1. 定風量換気スリット

      自然の風を効率よく建物に取り込み、外気冷房効果や中間期の空調負荷低減につながる自然換気は、建物の省エネルギー性を高める。

    2. エコボイド

      吹抜空間を利用した温度差換気により、上部へと自然に空気が流れる風の通り道となる。頂部はトップライトを設け、自然採光も促す。

    3. バランス換気窓

      自然の風力と室内外の温度差で効率の良い換気を行う、自然換気システム。

    4. 太陽光発電パネル

      太陽光による光エネルギーを電気エネルギーへと変換する半導体を用いた発電システム。建築物のエネルギー自給率を高める。

    5. 自家用発電機

      防災の強化とエコを同時実現。災害時の一次的な電気エネルギー自給化により、防災に対するレジリエンスを高める。

    6. LED照明/在室検知制御・明るさ制御

      積極的な昼光利用に加え、高効率な照明制御により、適切な光環境を提供しながら、エネルギー消費量の削減を図る。

    7. 高断熱化・高気密化

      高性能の断熱材を通常建物の2倍の厚みとし、外皮性能の向上を図る。

    8. 高性能ガラス

      Low-E複層ガラスにより断熱及び日射遮蔽効果を高める。また、中空層にアルゴンガスを採用し、更なる外皮性能の向上に寄与。

    9. 日射遮蔽庇

      在室時間の長い2~5階の会議室・執務室は、バルコニーの出寸法を大きく確保。夏季は日射遮蔽、冬季は暖かい光を取り入れるよう計画。

    10. 高効率型空調機器

      従来の空調機器と比較し、冷暖房時に発生する電力負荷を抑制することで、消費電力を約13%削減。

    11. 全熱交換器

      排気と外気の熱交換により、外気導入負荷を低減することで、空調エネルギーの有効利用と不要なエネルギー放散の縮減が可能。

    12. BEMS

      電力使用量を計測し、「見える化」することで省エネ啓蒙活動に役立てる。

    13. 緑化バルコニー

      日中時の建物のヒートアイランド抑制や蓄熱負荷の軽減に寄与。「地球益」を考えたオフィスを表現する、地域のランドマークとなる。

    14. 雨水利用

      建物内で貯留した雨水を散水等に再利用することで、自然環境に配慮するとともに都市部への雨水流出抑制に寄与。

  • 「地球益」を考えた次世代の「ものづくり」へ

    「GO GREEN」を掲げるホーコスにとって、新本社ビルにおけるZEBへの取り組みは、「地球益」を考える「知の工場」としての根幹をなしています。
    働く環境の快適性も考慮しつつ、一次エネルギー消費を削減し、地球温暖化の防止など持続可能な社会実現に貢献します。

ページの先頭に戻る