iMQL®
ドライ加工への取組の歴史
ホーコス株式会社では、1992年に鋳鉄部品に対して外部ミキシング方式+外部ノズルによりMQL法の適用を行なったのが最初の取組みでした。以後、より難易度の高い加工への適用についてトライし続け、課題に直面するたびに機械側の改良を重ね克服してきました。
アルミニウムの穴加工は溶着性の問題から特に課題が多く、ドライ加工は困難と考えられてきました。しかし、主軸内部ミキシングMQL装置の開発によりドリルタップはもちろんのこと、転造タップ、バニッシュドリル、ガンドリル、高精度リーマなどあらゆる工程においてMQL加工が可能になりました。
また、潤滑液吐出のコントロール性、レスポンス性、安定性は改善されてきており、現在ホーコス株式会社が提供するマシニングセンタに搭載している「主軸内部ミキシングMQL装置」は、頻繁なATC、高速主軸, 高速送りに対しタイムラグなく対応できるレスポンス性能を持ち、MQL吐出量を数ml/hから数百ml/hの範囲で操作画面上で工具毎に任意設定できるようになっています。
・ 鋳鉄部品の外部ミキシング外部給油MQL加工
・ アルミ部品のエアー冷却ドライフライス加工
・ アルミ部品のバキュームドライフライス加工
・ 鋳鉄、アルミ部品の外部ミキシング外部給油MQL加工
・ 鋳鉄、アルミ部品の主軸外部ミキシングMQL
+バキューム加工
・ 鋳鉄、アルミ部品の主軸内部ミキシングMQL加工
・ 鋳鉄、アルミ部品の主軸内部ミキシングMQL
+バキューム加工
・ アルミ部品の主軸内部ミキシングMQL
+バキューム加工機械のライン初投入
・ 鋳鉄、アルミ部品の主軸内部ミキシングMQL
+冷風加工
・ 装置の性能改善、周辺技術の整備、データ収集、
納入実績およびノウハウの蓄積
鬼塚発明功労賞受賞
1998年2月20日
科学技術庁長官賞受賞
1999年4月13日